元夜間大学生の日記

夜間大学を卒業したただの社会人です

日記171

 今日は労働法ゼミの中でユニオンショップ協定がテーマの一つになってたんだけど、これが中々興味深い。新入社員は労組に必ず加入して、脱退、除名されたときは会社はその労働者を解雇できる、という制度。

ネットで色々見てみたり、ロースクール演習法の24を見て、ユニオンショップ協定は個人にとってはデメリットのほうが大きいのではないか?と思う。

まず、日本の労働組合の組織率は17.5%ぐらいらしい。そしてその中で、ユニオンショップ協定を結んでいる組合は66%だとか。

そしてユニオンショップ協定のメリット、デメリットについて。

前者については、労働組合の組織率が高まる、つまり人数が多くなるので力が強まり、労働者に有利な協約が結べるかもしれない。

後者は、御用組合になる可能性が高い、そして協定を悪用することで合法的に解雇できる、というのが思い浮かぶ。

御用組合になってたら最悪じゃね?そんな中下手に労働組合本来の目的に沿って行動したら、君は労組の輪を乱すな、統制権行使で君は除名!クビ!なんてことにもなるかもしれない。

 労働組合の過半数はこの協定を結んでいる、ということにはやっぱり意味があると思うけど、それが労働者にとって有利だからなのか使用者にとって有利だからなのかちょっと気になる。